金沢の2日目、住みたい町になりそう

4月30日(土)


金沢の二日目。天気予報がはずれ、あれ、雨模様。


それでも犀川には、鱒の遡上をねらう釣り人も。


朝食後、クルマはそのまま置かせてもらって、
昨夜、ペンションのスタッフが予約してくれたお寺へ。
見学には予約が必要なお寺なのだ。
妙立寺と書いて「みょうりゅうじ」。


朝一番ということで9時から見学が始まるのだが、10分前には必ず集合せよ、とうるさいこと。


そこそこ早い目に着いたのだが、すでに善男善女で賑わっている。爺たちの回だけで4組合わせて50人くらいの人数になっていた。
忍者寺という別名がある。
ただ、忍者とは無関係。


加賀藩の3代目、前田利常公が徳川の目をあざむくためにここに移築したという。
多数の武士が起居できる寺院群をまとめて、その中心に位置する寺ということで、いざとなれば、いくさの指揮をとれるように、いろいろな仕掛けがほどこされている。
落とし穴、抜け穴など、これが忍者屋敷みたいな構造だということで忍者寺と呼ばれている所以だ。
撮影は禁止なのでHPとパンフレットで。


さて、忍者寺のあとは、金沢の西側の街をさまよう。
細い道を抜けるのが金沢らしい歩き方。


おみやげにいいですよ、といわれた落雁のお店、落雁の「諸江屋」。輪島塗の名店にも「諸江屋」さんがある。




西茶屋街(ちゃやがい)を歩く。
高速道路へのバイパスが出来てすっかり狭くなってしまったという。


島田清次郎という作家のことはまるで知らなかった。
ただ「島清文学賞」のことは当然知っているのだが。
これを「しませい」と読むと知らなかったのは爺の不覚である。


ペンションのマスターが教えてくれた、この街にくわしいおじさんのお店で、お茶とお菓子をいただく。


「華の宿」というが、旅館ではない、お茶屋さんである。
お茶屋も現役だというので、一度お世話になりたいもの。


さて、犀川といえば室生犀星。
生まれた寺。そして生まれた地に建つ、記念文学館。



ここで「カルチャーポイントサービス」を知る。
500円の「1DAYパスポート」であれこれまわり、かつポイントを集めれば記念品が頂けるとのこと。これは使わなければ。



雨も小降りの中、香林坊へ向かう。
ランチは、昨日コーヒーを飲みに入ったお店で「そばのガレット」をいただく。

なんかのシャーベットだったけど、何だった?



食後の散歩。さっそく、武家屋敷周辺を歩く。
時折、雨が強くなるが、歩くには不自由ない。
「老舗記念館」と、その斜め向かいに位置する「前田土佐守家資料館」。犀星記念館と合わせてすでに3ポイント獲得。






クルマを今夜の宿泊所、「すみよし屋」さんにまわす。
少し早いが、ちゃんと部屋の用意も出来ている。
さすが老舗。


クルマを置いて近江町市場を見学。

買い物は明日にしたいのだが、
明日は日曜日で休みの店も多いとのこと。
さて、どうするか。

それはさておき、とりあえず、カルチャー探訪である。
東に向かい、昔の武家屋敷、寺島蔵人邸を見学。
すぐそばには金沢城の庭がある。なるほど武家屋敷だ。
移築され縮小されているが、昔がしのばれる。

どうだんツツジが満開。それも大きい。
庭には数本のツツジがある。

次に向かうのはいよいよ5番目。

ここで記念品をいただく。
一筆箋だが、買えば数百円のもの。
ありがとうごぜえますだ。

ここはまた、五木先生の記念館でもある。
ここでは、人当たりの良いおじさんが説明してくれた。
文学に対する、五木さんに対する愛情がひとことひとことに現れている。

道順を聞いた。
くらがり坂を通って東茶屋街へ向かう道こそ、
これが金沢だ、という。

その前に、泉鏡花記念館と蓄音機記念館。


そしていよいよ、くらがり坂。
 あれ、明かり坂だぞ。
ここは五木さんが命名。

実は暗がり坂はつぎの辻にあった。

 ここを通って、泉鏡花や、粋人たちが茶屋に通ったという。

そこにあるのが浅野川。
いい川だ。
犀川は男川だといい、浅野川は女川。
川岸をジョギングする人たちもいて、
日常に溶け込んでいる。
穏やかな雰囲気と流れに感激。


東の茶屋街は、西より大勢の観光客が。
確かに広くて派手な雰囲気。

今回は見学に入ることもなく、
街中を散策するにとどめる。
 こんな名前の店も。

さて、夕食に戻る。


えびの飛龍頭がおいしい。
食後のコーヒーはインスタントだが、ご自由に。

食後は町をうろつく。 

近江いちば館で「鶴のひと折り」運動に協力。
早期の復興を願って、おやすみなさい。



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